Gitのgit statusで-sオプションを試してみた
はじめに
この記事では、「git statu
sの-s
オプションの意味と実際に使ったらどうなるか」について書いています。
Gitにはたくさんのコマンドがあり、また自分は普段TortoiseGitを使っていて全然コマンドを覚えてないので、ちゃんと自分でコマンドを試しながら学んでみるべく記事にしました。
自分に向けた備忘録の意味もありますが、「Gitのコマンドにまだ習熟してない人」な人の一助になれば嬉しいです。
要点だけ
git status -s
を使うと、結果の出力文がコンパクトになる。
git status
は何をするコマンドなのか
まずはgit status
について説明します。
git status
は以下の3つに関する情報を表示します。
- 変更されており、インデックス領域にステージングされたファイル
- 変更されているがインデックス領域にステージングされていないファイル
- Gitで管理されていないファイル
実験環境
以下の環境、フォルダ構成で実験をしていきます。
sample ├ .git │ └ ...(省略)... ├ alpha.txt <- 変更されており、また`git add`でインデックス領域にステージングしたファイル ├ beta.txt <- 変更されているがインデックス領域にステージングしていないファイル └ gamma.txt <- Gitで管理されていないファイル
git status
をしてみる
上で示したsampleフォルダに対してgit status
を実行すると、以下のような結果になります。
On branch main Changes to be committed: (use "git restore --staged <file>..." to unstage) modified: alpha.txt Changes not staged for commit: (use "git add <file>..." to update what will be committed) (use "git restore <file>..." to discard changes in working directory) modified: beta.txt Untracked files: (use "git add <file>..." to include in what will be committed) gamma.txt
分かりやすく、また「こうしたい時はこのコマンド使ってね」という出力も親切に出力してくれてます。
ただ、Gitをよく知っている方などには余計な情報かもしれません
-s
オプションで出力がどう変わるか
では次にgit status -s
をした時に出力がどうなるかを見てみましょう
M alpha.txt M beta.txt ?? gamma.txt
非常にコンパクトになりましたね。s
とはshort
の略で、出力をコンパクトにしてくれます。
ファイル名の前についている文字は以下のような意味です。
M
: 変更されており、インデックス領域にステージングされたファイルM
: 変更されているがインデックス領域にステージングされていないファイル??
: Gitで管理されていないファイル
おわりに
「git status
の-s
オプションの意味と実際に使ったらどうなるか」について解説しました。
出力がコンパクトになるという些細な変化ですが、読みやすくなることで開発の効率をちょっと良くすることができるかもしれません
さいごに、記事を書く上で参考にしたサイトのリンクを以下に掲載します。合わせて読んでいただくと良いかと思います。