リーン生産方式の概略

はじめに

この記事では、「リーン生産方式の概略」について書いています。

DevOpsについて勉強をしていますが、「DevOpsはリーン生産方式の原則をITへ応用したもの」という文章を見て、リーン生産方式を今一度学びたいとなったのが記事を書いたきっかけでした。

自分に向けた備忘録でもありますが、「リーン生産方式について概略を知りたい」な人の一助になれば嬉しいです。

リーン生産方式とは何か

  • リーン生産方式(LPS: Lean Production System)
    • リーン: 「贅肉の取れた」という意味
    • 直訳すると「贅肉の取れた(=ムダの無い)生産方式」
  • トヨタ自動車の生産方式(TPS)を体系化、一般化したもの

リーン生産方式のポイント

  • 2本の柱
    • ニンベンの付いた「自働化
      • 異常が発生したら機械を即座に停止して不良品を造らないようにすること
      • 異常時にすぐ止めることで下流に不良品を送ることがなくなり、下流に迷惑をかけずに済む
      • 異常時にすぐ止め、そこで問題の究明と解消を行えば全体として不良品を減らせる
    • ジャスト・イン・タイム(JIT: Just in time)
      • 生産計画に合わせて「必要なものを、必要な時に、必要なだけ作る」という考え方
      • この考えの追求していくと「ムダ」「ムラ」「ムリ」がなくなりビジネス的な生産性が向上するといわれている。
  • 4つの取り組み
    • ムダ取り
      • 価値を生まない作業を徹底的に排除し、より多くの付加価値を生み出す作業だけに集中できるようにする
    • 改善(KAIZEN)を意識
      • 常に現状を改善しようという姿勢を組織に持たせる
    • 問題の見える化
      • 問題が発生したら隠すのではなく、職場全体に知らされるようにすること
      • 問題があれば機械を止めるということも見える化の一つ
        • 問題があっても動き続けたら問題があることに気づけない
    • 根本原因の分析
      • 問題が発生したときに、表層的な対処ではなく真因を突き止め根本的な解決を目指す
      • 真因を突き止めるための手法としては「なぜなぜ分析」が有名

おわりに

「リーン生産方式の概略」について解説しました。

DevOpsで紹介されるものを見返すとリーン生産方式に則ってる感じるものもあり、リーン生産方式を学ぶのはDevOpsを学ぶ上で重要であることが分かりました。

さいごに、記事を書く上で参考にしたサイトのリンクを以下に掲載します。合わせて読んでいただくと良いかと思います。

denwadaikou.jp

www.clouderp.jp