Jenkinsをローカルリポジトリに使ってみる
はじめに
この記事では、「Jenkinsをローカルリポジトリに使ってみる方法と試した時の話」について書いています。
以前、Jenkinsをインストールしまして(記事に書いてあります)、今回はその続きで、ローカルリポジトリにJenkinsを使ってみる試みをしてみました。
自分に向けた備忘録の意味もありますが、「Jenkinsをローカルリポジトリに使ってみたい」な人の一助になれば嬉しいです。
環境
- OS: Windows 10
- Jenkins: 2.361.1
手順
Jenkinsのホームから「新規ジョブ作成」を選びます。
すると、以下の画像のようにジョブ名と、何を作るのかを聞かれますので、適当なジョブ名(ここではjenkins_test
)と、「フリースタイル・プロジェクトのビルド」を選びOKを押します。
OKを押した後は様々な設定を入力するページが出てきます。
その中にGit
の項目がありますので、そこのチェックボックス(?〇の部分)にチェックをし、必要な情報を入力していきます。
さて、ここで重要なのが、リポジトリURLのところで、ローカルリポジトリに対して使いたい場合は、URLを「file:///ファイルの絶対パス
」と記載してください。file:///
を頭につけることで、ローカルリポジトリだと認識してくれるようです。
つまづいた箇所(エラーその1)
下のようなエラーが発生しました。
ERROR: Checkout of Git remote 'file:///C:\xxxxxxxx' aborted because it references a local directory, which may be insecure. You can allow local checkouts anyway by setting the system property 'hudson.plugins.git.GitSCM.ALLOW_LOCAL_CHECKOUT' to true.
エラーについて色々調べ、結果以下のことを実施したら解決しました。
- C:\Program Files\Jenkins の jenkins.xml の中を書き換え
- 以下のようなbatファイルをC:\Program Files\Jenkins内に作成し、実行
- jenkinsを再起動した
- ブラウザ上でjenkinsを開いた後に
- (jenkins_url)/safeRestart ... 私の環境では http://localhost:8080/safeRestart
- (jenkins_url)/restart ... 私の環境では http://localhost:8080/restart
Note
恐らく2番目のbatファイル作成、実行は不要で、1番目 -> 3番目の手順で行えば問題ないと思います。 ただ、この時restartがちゃんと出来ていないことに気づかず、batファイルを試した後でrestartが出来てなかったことに気づいたので2番目の項目も書いています
つまづいた箇所(エラーその2)
上のエラーを解消した次は以下のようなエラーが出ました。
ERROR: Couldn't find any revision to build. Verify the repository and branch configuration for this job.
このジョブのリポジトリとブランチの構成を確認してください、ということで確認したけど何の問題も、、、と思いましたが、Jenkinsの設定項目を見てたら、なんと*/master
を指定していました。
(上のGitの設定をする画像の下の部分をよく見ると*/master
になっていることが分かります)
私が指定したリポジトリはmaster
ではなくmain
なのでエラーが出たようです。
なのでブランチ指定子を*/master
から*/main
に変更しました
さいごに
2つのエラーを解決したら無事にローカルリポジトリに対してJenkinsのJobを実行することができ、タイトルの通りに「Jenkinsをローカルリポジトリに使ってみる」ことが出来るようになりました。
とてもざっくりした説明でしたが、同じようなことをしようとしている人の一助になれば幸いです。
さいごに、今回の記事の作成やエラー解決の際には以下のサイトを参考にしたので、良ければ併せて見ていただければと思います。